2015年6月15日月曜日

ミルワーム 増える

スネークヘッドの餌として買ったミルワーム、店員さんに冷蔵庫に入れてくださいねと念を押される。
あ、はいと言いつつ増やすつもりではいたが。

早速スネークヘッドに与えてみる、スネークヘッドは刺身(魚の切り身)を与えているが、水質が合っていなかったようで食欲不振になっていた。ハーコートスネークヘッドというミャンマーはインレー湖原産のSHであるが、インレー湖は石灰岩が溶けていてアルカリ性だそうである。ちなみにインレー湖産の熱帯魚は多く、ラスボラハナビ、ラスボラエリスミクロンなどがいる。これらはアルカリ性にしてやると調子が良いのだそう。見た目は勝手な印象だが弱酸性がすきそうと思ってはいたが。
話が少しそれたが、スネークヘッドも弱酸性で飼育していたためか、初めは餌を食べていたが、いつしか鰭が溶けて元気がなくなってきていた。あれこれ調べていると、水質が合っていなかったようで、サンゴ砂を入れてアルカリ性に調節した、今では元気を取り戻して刺身も食べるようになっている。
ミルワームは水に非常に弱く水中では直ぐに死んでしまうため、また固いため上手く与えることができなかった。そして結局誰も食べないミルワームは成虫と化した。鳥かカエルでも飼おうかと思ったが、成虫となったミルワーム、ゴミムシダマシというだが、結構動きが可愛かったりする。土に潜ったり出てきたり餌に反応したり。いやいやいや、これが食べられるところは見たくない。
ああぁ、結局ミルワームも飼う事になった。

いつか鳥かカエルか飼うつもりだけど、そのときは成虫でなく、あまり可愛くはない幼虫をあげようと思う。

2015年6月9日火曜日

増えすぎるロイファロ

ロイファロは飛行機みたいな姿でかっこよくて、古代魚みたいな風格もあり、体全体を動かして動く姿には愛嬌があり、魅力の多い魚ではある。

この魚さんはペアになると熱心に子供を守り、多分メスだったと思うが体で卵に被さって餌も食べず一週間位鰭を動かして新鮮な水を与え続ける。子育てに熱心な魚である。

ただ熱心なのはそこまで、卵からすべて孵化し終えると子供たちを自然淘汰の世界へと解き放つ。これで親の役割は終了、普段の生活へと戻る。


という事で、非常に感動的でもあることなのですが、次から次に子供を産んでくれるんです。僕の役割は何なんですかね。その子供を狙うほかの魚なんですかね。卵の中でだいぶ成長し孵化すると直ぐに泳げる状態になっています。大人のミニチュアみたいな姿の可愛い稚魚を死なせる事ができましょうか。でもしないといけないんですよね。
オークションで里親探しをしようかな。

エンゼルフィッシュの飼い方、繁殖

3年くらいですがエンゼルを飼育してきた経験から適切な飼育環境を説明します。

概要

・飼育可能数は60cmで2匹。多くてセパレートをつけて4匹だが継続した飼育は困難。
理由はペアを作る性質とシクリッド特有の縄張りを主張する性質があるため。ペア以外は排除しようとし、水槽内では逃げ場が無く、攻撃される側は突かれるダメージやストレスで食欲不振、病気となり死んでしまう。
二匹飼育していても特にオスは攻撃的なため相性が悪いとセパレートが必要になる。
そういった意味でも、予備タンクは出来る限り用意したほうが良いし、ペアが上手くいくかは飼育前にはわから無いため事実上は必要不可欠ともいえる。

・やはりベアタンクが衛生面で非常に優れている。餌が残りにくいこと、掃除が楽な事が理由、それにより病気が減る。

・水変えは頻度が多いに越した事は無いが一ヶ月に一回、量にして4分の3の水換えで間に合う。一気に水を入れるのではなく、時間を置いて半分の量を2回に分けて足していくと良い。
※自分は水槽が多いのでこの頻度ですが出来れば毎週半分替えたほうが良いです。えさの量も多くなくこれが許容範囲のギリギリのラインあたりかと思います。以前転覆するような動きをしていたので直ぐに水換えをした事があります。直ぐに回復しましたが、硝酸塩増加によるものと思いましたので、その水槽では60cm規格水槽に二匹で飼育していましたが、オス一匹単独で飼育する事にしました。


・水質は、元々生息している環境から弱酸性の軟水が適していると思われる。一応アルカリでも飼育可能らしい。自宅ではひゅうが土(宮崎県産の火山岩)をろ剤として使用している。水質は弱酸性の軟水となる事を測定して確認済み。
水道水そのままのPH硬度でも問題は無いだろう。

・餌は一日一回で十分、幼少期は育成を促進するため数回やると良い。
食べると腹が膨れるのが分かるので、それが量の目安。
とはいえ、食べ残しはその日の内に取り除き、理想はぴったり食べきる量ではある。だがそれは中々難しい。
食べ残しが増えると水カビ病の原因になるのでこまめなチェックで取り除く事が大事。


これだけやれば問題なく飼育できるはず


続いては繁殖編

難易度は難しくないので誰でも繁殖させることは可能。

・まず当然ながらペアが必要。いつも一緒に居る様ならばペア。ただ寂しがりなのでメス同士でペアになる事もあれば、オス同士もあるそうで、当然そうなると卵は受精されない。

・卵の産卵床として塩ビパイプを用意、できるだけ太めな奴を壁の側面に立てかける感じで、クリップ等で固定しておく。卵が固定されやすいように紙やすりで表面を擦っておくと良い。

・卵を産んで無事孵化したら5日程度はヨークサックという栄養袋で成長するためそのまま見守る。
その後自由浮遊しだしたらブラインシュリンプを湧かせたものをストローなどで与える。湧かせるのには一日程度以上かかるので、出来るだけ手早く良いタイミングで用意する。
この餌やりにより、水中の塩分濃度が増すので水変えを余計にする事を留意しておく。


以上で繁殖は可能。増えすぎてもとても育てられないので、選別が必要になる。200個くらい卵を産むが、より厳しい環境にしたりする事で選別しなければならない。増えすぎたら、小さいうちに処分しておいたほうが魚のためでもある。


繁殖が上手くいかないとき。
いくつか上手くいかないときがあるので以下を試してみると良い。

・水温を上げる
成魚は24度程度で飼育可能だが、27度程度にする事で孵化率が著しく上がることがある。

・子育てを自分でする
放って置いても親が面倒を見るが、出来ない親は卵を食べてしまう事がある。
絶対に孵化させたいときはセパレーターに分けて常に水流をあて酸素を供給してやる。
卵がかびたらピンセットで取り除き、水は常に新鮮である状態にする。

一度ペアになると大抵は1ヶ月も経たないうちに産卵を繰り返すので失敗してもチャンスは何度もある