2013年5月8日水曜日

カラシンに寄生する線虫(ヒビセンチュウ)

結構流行ってしまっている病気のようですが、カージナルやグリーンネオンに主に寄生する線虫の被害が発生してしまいました。この線虫に正式な名称は無いようです。「カラシン、線虫」で検索すれば情報が結構でてきますがそれです。
家ではグリーンネオンとエンペラーテトラが今のところ寄生されてしまいました。他にカラシンは結構いるのですが今のところ無害です。グリーンネオンはウオノカイセンチュウによる白点病にも弱く発病しやすいので、寄生虫全般に耐性が低いものと考えられます。それ以外のカラシンは白点病にも割と強く、一度発症、回復後は同じ水槽内でグリーンネオンが発症しても感染する事は有りませんでした。したとしても少しの症状でした。そのことも有り、同じ線虫に対して耐性が出来ていて今回発病する事が無かったのかもしれません。
名前が無いので呼び名をつけるとして、仮にヒビセンチュウとしましょう、体にヒビのような姿をしてに現れ、おそらく魚からでる体液などの膜で覆われます。エラに規制した場合は致命的で、外科的に摘出しなければエラでの成長は異常に早く、数日で1cm異常の長さに成長し魚は死ぬ危険性があります。エラ以外では対して大きくならず2mmから5mmくらいの大きさです。エラに寄生した事は鰓蓋が閉じず内側の赤いエラの部分が露出する事でわかります。その中に虫がいるので先の尖ったピンセットで慎重に傷つけないように引き抜きます。
成長、繁殖方法は、白点病のウオノカイセンチュウと類似する点が多いと思われます。環境が合わなければ成長、繁殖は困難かと思われます。高温、紫外線、薬浴などで抑えられるでしょう。
それ以外の寿命やその他情報はこれから観察して検証していきます。
現在はインターネットで調べましたがはっきりとした対処法は見つけられず、白点病を参考にして高水温、メチレンブルー、グリーンFゴールド顆粒での薬浴で管理しています。リフィッシュなどの寄生虫用の薬の治療も考えましたが、薬の副作用、使用難度の点や、白点病と類似していると考えられる点から使い慣れている薬と治療で対処する事にしました。外科的にピンセットで摘出する事も何とか可能ですが(エラに寄生されて死亡した魚で実行済み)、負担もこちらへの負担もかかるので今より悪化しなければ今のままで治療します。追って経過状況を報告します。

その後の経過について、
治療のミス、口ぐされが発症しだしたので、薬の量を増やしましたが、おそらくそれのショックにより、グリーンネオン3匹中2匹が死亡、エンペラーは問題なし。薬濃度の薄い状態から規定量以下まで増やしたつもりでしたが、それでも高水温な事もあり強すぎたようでした。寄生虫については、寄生虫が溶けてきているように見えたため、負荷のかかる薬浴を中止、そのまま高温のみの治療に切り替えました。その後ほとんどの寄生虫の成長は見られず、一部特にエラや頭部やに付いた寄生虫は溶けずにやや成長していたためピンセットで取り除いて殺菌の薬で予備的に浴しました。取り除くのはネットで掬ってそのまま左手で網の上から体を抑えて場合によっては頭部にたわんだネットを被せて固定して右手で取り除きます。取った後は血の跡がありスッキリしたかも知れません。
後は完全に寄生虫が溶けるまで高温治療を続けます。おそらく皮膚の虫の痕跡が消えるまで少なくとも一ヶ月はかかりそうです。

Gネオン、エンペラー一匹ずつ治療ほぼ完了しました。後は残りの寄生虫を取り除きます。犠牲も払いましたが、今回の経験で次同じ病気になってもスムーズに対応できそうです。
肝心な事は、いかに負担をかけずにピンセットで取り除けるか、そのノウハウ、やり方を知る、と言う事です。グリーンネオンは小さすぎて苦労しました。時間もかかりました。

治療法について病気のまとめのページにまとめています。

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