2015年9月29日火曜日

出目金 目がボロッと取れる

先日記事に書いた出目金ですが、治療を続けていたところ、腫れていた眼球の人間で言う*水晶体の部分が取れていました。
どうも今回傷ついて、免疫により体から切り離された部分は水晶体だけだったようです。
目の黒い部分は傷ついているかもしれませんが、残ったままです。
取れた後の傷は既にふさがりつつあり、出血もほぼありませんでした。若干傷口に血がついています。
しかし、脊椎動物は水中で出血しても血は止まるものなんでしょうか、どういった原理なのでしょうか。どうやら何かしらの仕組みで水中でも血が固まるようなのですが。

目という特別な部位なので、このようにかさぶたが落ちるかのように傷口が再生したことには驚きです。目が体に占める割合も大きく、まさか、自ら組織が外れて回復するということは考えませんでした。といっても炎症を起こしていたのは目の表面の水晶体の部分で、目の内部は血が通わなくなるほどのダメージは最初からなかったのかもしれません。

このまま感染症にさえ気をつければ回復しそうです。よかった。
ちなみに取れた部分は、水変えやらの作業の十数分で取れたことに気付いた時には無かったので食べたようです。合理的。

治療は、3リットルほどの容器に移し、一日半ごとに水を換え、そのつど薄めに薬浴していました。(グリーンFゴールド顆粒は規定量よりかなり少量でも大変優れた殺菌能力があり、また魚への影響も見る限り少ないようです。薬浴自体魚にダメージを与えるので、治療日数や重度に応じた薬の濃度の判断が求められると思います。今回は時間がかかりそうでもありましたし、初めを除いて症状の進行が止まってからは薄めにしました。いずれも規定量より薄いです。目安としては水300mlあたりに対し爪楊枝の持つ部分1cmを湿らせて、薬の粉をつけた程度の量が、安全圏の境目と判断しています。これでも濃い目で一日以上の長時間の治療には向きませんし。これ以上濃くしても殺菌効果が上がるということは無いと思います。魚への負担だけが増します。)エアレーションは不要だと思いますし、落ち着かせるためにも箱に入れて光をさえぎり静かにしていたほうが良い。餌は基本絶食で、治療開始後五日くらいで治療にまだ時間がかかるようであれば、水を換えるタイミングでえさを与え、食べ終わった後水換えします。そして糞が出るので次の水換を早めにします。

追記、水晶体ってのは正確には違いますね、透明のレンズみたいな部分です

その後元気に成長しました、でかい出目金はちょっとグロいです


2015年9月19日土曜日

金魚の安楽死  ※観覧注意 残酷な内容が含まれます

※最も良いと思われるのは、クローブオイルを使った安楽死方法です。

譲り受けた金魚が居るのですが、眼球を患っており手の施しようがありません。
原因は出目金なのですがホースを使っているときに目の部分が吸い込まれてしまいました。
結構な強さで吸い取られたと思いましたが、回復して元気に泳ぐようになりました。
しかしどうも失明しているかもしれません。見た目にも異常です。
一ヶ月ぐらい元気でしたが、目が腫れ出してうっ血しはじめしました。
再び元気になればよいのですが、こればかりは再生能力次第です。
目が壊死するような事になれば、ほぼ死ぬ事になると思います。
とても切除して無事で居られるとは思えません。
仮にそれで治る可能性があるとしても、苦痛と薄い望みから私なら死を選ぶと思います。
人間の自分がそうなったら病院で診てもらいますが。

それでしばらく様子見して、壊死し始めたら安楽死させようと思います
私が今までやった安楽死の方法は原始的なもので、頭をハンマーで潰すというものです。
魚をティッシュで覆って視界を奪います。これは恐怖を緩和する効果があります。
はさみで頭部を切断する方法もありますが同様で良いかと思います。
ただ、結構感触が悪いです。仕方ないですが。

今は出来るだけ化膿と病気の誘発を抑えるため軽く薬浴しています。
元気があまり無く底でじっとしています。えさもしばらくとめるつもりです。
10日くらいあれば、元気になるか再起不能かはっきりするかと思います。
悪化して呼吸が荒くなるようであれば再起不能でしょう。

追記2017.4
ネットで金魚の手術が高額にもかかわらず依頼する飼い主がいるという記事を見つけたのですが、その中で麻酔を使っていて、それが安楽死の方法として使えるようです。
チャームで普通に売っておりました。
クローブオイルと同じ成分で、そちらで代用できます。アマゾンでも手に入ります

追記2019
クローブオイルでの麻酔安楽死 も確かに有効ですが
そもそもサイズが小さい魚にそれをやる事が安楽死として最善かという疑問があります
麻酔でも知らない臭いやしびれ、呼吸困難で魚に取って恐怖の時間はあるものと思いま
す。
私はその後、言葉では残酷に感じますが頭部破壊が最も短時間で死なせられる方法という結論に至りました。
やり方はこのホームページ内の以下のページにまとめています。
http://sakanahiyori.blogspot.com/2013/05/blog-post_23.html