先日記事に書いた出目金ですが、治療を続けていたところ、腫れていた眼球の人間で言う*水晶体の部分が取れていました。
どうも今回傷ついて、免疫により体から切り離された部分は水晶体だけだったようです。
目の黒い部分は傷ついているかもしれませんが、残ったままです。
取れた後の傷は既にふさがりつつあり、出血もほぼありませんでした。若干傷口に血がついています。
しかし、脊椎動物は水中で出血しても血は止まるものなんでしょうか、どういった原理なのでしょうか。どうやら何かしらの仕組みで水中でも血が固まるようなのですが。
目という特別な部位なので、このようにかさぶたが落ちるかのように傷口が再生したことには驚きです。目が体に占める割合も大きく、まさか、自ら組織が外れて回復するということは考えませんでした。といっても炎症を起こしていたのは目の表面の水晶体の部分で、目の内部は血が通わなくなるほどのダメージは最初からなかったのかもしれません。
このまま感染症にさえ気をつければ回復しそうです。よかった。
ちなみに取れた部分は、水変えやらの作業の十数分で取れたことに気付いた時には無かったので食べたようです。合理的。
治療は、3リットルほどの容器に移し、一日半ごとに水を換え、そのつど薄めに薬浴していました。(グリーンFゴールド顆粒は規定量よりかなり少量でも大変優れた殺菌能力があり、また魚への影響も見る限り少ないようです。薬浴自体魚にダメージを与えるので、治療日数や重度に応じた薬の濃度の判断が求められると思います。今回は時間がかかりそうでもありましたし、初めを除いて症状の進行が止まってからは薄めにしました。いずれも規定量より薄いです。目安としては水300mlあたりに対し爪楊枝の持つ部分1cmを湿らせて、薬の粉をつけた程度の量が、安全圏の境目と判断しています。これでも濃い目で一日以上の長時間の治療には向きませんし。これ以上濃くしても殺菌効果が上がるということは無いと思います。魚への負担だけが増します。)エアレーションは不要だと思いますし、落ち着かせるためにも箱に入れて光をさえぎり静かにしていたほうが良い。餌は基本絶食で、治療開始後五日くらいで治療にまだ時間がかかるようであれば、水を換えるタイミングでえさを与え、食べ終わった後水換えします。そして糞が出るので次の水換を早めにします。
追記、水晶体ってのは正確には違いますね、透明のレンズみたいな部分です
その後元気に成長しました、でかい出目金はちょっとグロいです
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