2013年1月27日日曜日

チェッカーボードシクリッドが産卵する

チェッカーボードシクリッドは美しく私が好きな熱帯魚のベスト3に入る。むしろベスト1かもしれない。
どの魚もそうだが他とは比べがたい美しさがある。前置きとしてどういう魚か、どういうところが魅力かと言う事を述べさせてもらう。南米のアマゾン上流のネグロ川などに住むシクリッド。集団のうち強い固体がオスに変態するそうだ。容姿は派手さに欠けるが洗練された模様が美しいというのが良く紹介される文章だと思う。そのとおりで他の魚にはあまり無い美しさがある。成長するとオスは極端に派手になり、他の南米産シクリッドのような柄になる。性格はおとなしい方で混泳に向いている。元々動き回らずホバリングしているし圧迫感が全く無い。
そんなチェッカーボードだが、状態の良いオスとメスを小さ20CMキューブ水槽に入れていたところ産卵していた。初めは窮屈にしていて壁にアタックしたりストレスを感じていたようだったのでもう少し様子を見て元に戻そうと思っていた。その後餌入れを用意してやると水槽に手をやるだけで反応するようになった。水草も大量に入れて餌も食べるようになり安心したのか。用意していた塩ビパイプの一つで、中の土が完全に除去され卵がびっしりと産まれていた。正直、仕事で上手くいったときと同じくらい嬉しかった。オスはメスを頻繁につついていて、とてもペアになる様子は無かったから意外だった。今ではメスがパイプに陣取りエラで卵を扇いで酸素を送っているようだ。今までメスを突いてばかりいたオスが急に弱くなったように見えた。
これから稚魚が生まれたら、ブラインを与えないといけない。出来れば砕いたフレークを食べてほしいが。50個くらいは産んでそうだが、水槽中がチェッカーボードになるのだろうか。

追記:押すが弱くなっていたように見えたと書いたが実際に非常に弱まっている。今夜が山のような感じだ。背びれが殆どなくなっていた。あれだけ攻撃していたメスに逆にリンチにあってしまったようだ。病気ではないので体力と精神力が回復すれば何とか乗り切れるはずだが・・・。地面に寄りかかり姿勢を保つのがやっとだ。結果論だが20cmキューブでは水槽が狭すぎた。直ぐにオスを離隔するべきだった。

追記:その後オスが死亡、外傷はなかったが突かれてダメージが大きかったようだ。水槽は繁殖を考えるならペアで最低30CMは必要なようだ。卵も全て孵化せず。目玉は見えていたのだけど水が合わなかったのだろうか。

イトメ水槽にプラナリア大発生

タイトル通りの事態がおきました。プラナリアはイトミミズを食べる(らしい)ので放置は出来ません。
プラナリアだけに有害でイトメに無害な環境をテスト。
候補は、塩水、塩素水(水道水)、極端なアルカリ性、高温、でした。
まず試みたのが、高温。プラナリアは高温には弱いそうなので、33度まで水温を上昇。冬では湯気が立ってます。しかしプラナリア元気。イトメも問題なし。後で知りましたがイトメは40度でも耐えられるそうでまだ水温は上げれたようです。
次にその状態で、PHを変化させる熱帯魚用の薬品を投入。9程度のアルカリ性になりましたが殆ど変化なし。これ以上だとイトメにも危険があるかもしれないので中止。
次に塩を投入。予め小さい容器に移してそれぞれ効果を確認。イトメは直ぐには問題なし。プラナリアは効果があるようで動かなくなり水中に漂いました。イトメも後で効果が現れるかもしれないので一晩放置。翌日プラナリアは殆どが溶けて原型なし。イトメは元気。容器内で子供も大量に孵化している様子。早速本水槽にも、プラナリアが動かなくなるまでと一定量余分に塩を投入。思い通りの結果に。3日ほどプラナリアが完全に溶けるまで放置。イトメは全く元気で弱る気配なし。その後徐々に淡水に。
家で増えたプラナリアは、カラシンでもスマトラでも食べるので増やそうかと思いましたが、今はイトメが居るので断念しました。

2013年1月3日木曜日

硝酸塩の増加の弊害

硝酸塩が増えることは生物濾過が機能していることを示す。
一般的には有毒性は引くく、例外を除きそれほど危険視されていないのが現状でもある。
私もそれほど気にせず50くらいの数値まで放置していたが、どうも悪影響があるようである。
50はテトラテストの説明によると水換までのギリギリの範囲内だが、25くらいでも水換えする
必要がある。可能なら常に0が望ましいだろう。ネオンテトラなどの小型種ならば餌の量も
多くは無いので水草がある程度植えてあれば全く増えることがない場合が多いが、
アピストや、エンゼルフィッシュなど、中型以上で食欲が底知れず餌を多く求める魚が
居る場合は60cm水槽で10匹も居れば水草が合っても数値が上がっていくようだ。
おそらくネオンテトラに換算したら、餌の量で100から150匹分というのが直感での感覚だ。
もしそうだとしたら当然数値は上がるだろう。
それで、魚への悪影響だが、皮膚が荒れて艶や光沢がなくなる。色くすんで透明度が増す。攻撃的になる(一概に断言できないが)、えらが赤くなる、食欲が無くなる、突然死ぬ。こういうことがあるようだ。ラミレジィは亜硝酸塩に敏感とされているが、硝酸塩に対しても弱い性質があるようだ。
アピスト、ラミレジィにも何種類か居るが、特に改良品種は弱い傾向があるように思うし、あるのかもしれない。エンゼルフィッシュもシクリッドで近縁種でもあるだろうから、敏感な可能性は高い。
一方で、カラシンやプレコ、オトシン、は全く気にしていないようだった。これらは水質に敏感
なほうだと思っていて、それよりも真っ先に反応するラミレジィはかなり敏感だと言える。
見た目は丈夫そうなのだが。だが確かにコイ科の魚のほうが濁ってても気にしないくらい強そうか。
同じ大きさではバルブやスマトラなど。全ての種類について、耐性があるか弱いかを示す事は出来ないが、種類によって差があり、現実的な対応としてどの種であっても極力硝酸塩も減らすように維持すると言う事が求められる。ラミレジィでなくても低い硝酸塩値を維持することで長くタンクメイトでいられるともいえる。

追記、この記事を書いた頃、某メジャーなメーカーの乾燥アカムシを与えていたが、それによって突然死した可能性も否めない。中国産のアカムシやイトミミズには重金属が大量に含まれており、熱帯魚が突然死すると言う情報もある。