チェッカーボードシクリッドは美しく私が好きな熱帯魚のベスト3に入る。むしろベスト1かもしれない。
どの魚もそうだが他とは比べがたい美しさがある。前置きとしてどういう魚か、どういうところが魅力かと言う事を述べさせてもらう。南米のアマゾン上流のネグロ川などに住むシクリッド。集団のうち強い固体がオスに変態するそうだ。容姿は派手さに欠けるが洗練された模様が美しいというのが良く紹介される文章だと思う。そのとおりで他の魚にはあまり無い美しさがある。成長するとオスは極端に派手になり、他の南米産シクリッドのような柄になる。性格はおとなしい方で混泳に向いている。元々動き回らずホバリングしているし圧迫感が全く無い。
そんなチェッカーボードだが、状態の良いオスとメスを小さ20CMキューブ水槽に入れていたところ産卵していた。初めは窮屈にしていて壁にアタックしたりストレスを感じていたようだったのでもう少し様子を見て元に戻そうと思っていた。その後餌入れを用意してやると水槽に手をやるだけで反応するようになった。水草も大量に入れて餌も食べるようになり安心したのか。用意していた塩ビパイプの一つで、中の土が完全に除去され卵がびっしりと産まれていた。正直、仕事で上手くいったときと同じくらい嬉しかった。オスはメスを頻繁につついていて、とてもペアになる様子は無かったから意外だった。今ではメスがパイプに陣取りエラで卵を扇いで酸素を送っているようだ。今までメスを突いてばかりいたオスが急に弱くなったように見えた。
これから稚魚が生まれたら、ブラインを与えないといけない。出来れば砕いたフレークを食べてほしいが。50個くらいは産んでそうだが、水槽中がチェッカーボードになるのだろうか。
追記:押すが弱くなっていたように見えたと書いたが実際に非常に弱まっている。今夜が山のような感じだ。背びれが殆どなくなっていた。あれだけ攻撃していたメスに逆にリンチにあってしまったようだ。病気ではないので体力と精神力が回復すれば何とか乗り切れるはずだが・・・。地面に寄りかかり姿勢を保つのがやっとだ。結果論だが20cmキューブでは水槽が狭すぎた。直ぐにオスを離隔するべきだった。
追記:その後オスが死亡、外傷はなかったが突かれてダメージが大きかったようだ。水槽は繁殖を考えるならペアで最低30CMは必要なようだ。卵も全て孵化せず。目玉は見えていたのだけど水が合わなかったのだろうか。
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