2018年10月16日火曜日

トーマシー6年目

つい先日そトーマシーがエロモナス症で死んだ。これまでは回復していたのと同じ程度の症状だったが、回復させることが出来なかった。

2013年に子供を産んだグループのトーマシーが今も子供2匹含めて8匹元気でいる
成魚になるまで1年近く以上要するからもう6歳半以上だろう
動きも活発で相変わらず威嚇し合っているまだ長く生きそうな様子だ
だが年齢によるものか飼育環境によるかは不明だが2年前くらいから子供は産まなくなった

飛び出し事故や病気で何匹か死んだがネット上にある寿命3年程度の倍以上生きている
長生きさせるにはやはり環境が大事だ、水は常にクリアに濾過が追い付かず水が汚れると病気になりやすくなり明らかに動きが悪くなる。金魚などは特に水替えしないと動きが鈍い。
何が言いたいかというと人間も長生きするためにはストレスのない、清潔な環境にいる事が決定的に大事だということだ。

寿命と言えばこれまで何度か魚がそれで死んでいったであろう事を経験した。
同じころに飼い始めた魚たちが数か月かけて相次いで死んでいく時がある。
ある日から動かなくなって餌も一切食べなくなり病気の様に特に暴れ回ることなく死ぬ
人間で言うと老衰、眠るように死ぬという事かもしれない
聞いたりした経験では人間でそうなる事は稀で非常に理想的な死だと思われる

寿命だとしても病気で死ぬのとさして変わらず悲しい
大好きだった魚がいなくなる喪失感、同時に初めて会ったとき楽しかった時を思い出しそれが増幅する。
このある意味不条理に、何のために生まれたのか。生きた意味があったのか。死に様に憐れんでしまう。ありがとうと思ってくれていればどれだけ救われるか。
魚初めてもう何年も経つが未だに慕ってくれているのか分からない。魚によっては稀になつくものもいるが、魚によっては異常な警戒心があり此方が動けば驚いて暴れ回り影に隠れて横目でこちらを伺うようなものもいる。ワイルドに近いものはリアルの弱肉強食の世界にいるのだから当然といえば当然ではある。
そんな魚は訳も分からず変化していく己に恐怖を感じながら死んでいくのかもしれない。
そんな苦しみは感じてほしくないが諭すすべはない。

2018年4月4日水曜日

金魚の稚魚

身内からもらった金魚すくいの金魚、話によるといい金魚なんだそうだ。おそらくブリードされた金魚の選別で弾かれたものだろう。確かに尾びれがとても長く優雅で美しい姿をしている。ホームセンターとかではお目にかかったことはない美しさだ

その金魚が産卵した。やはり金魚だけあって強い、メダカ並みだ。フレーク餌も程なく食べた。
嬉しさの反面悩ましさもある。選別をどうするか餌を与えるたびに悩んで殺すことに葛藤している。


予定ではティッシュにくるんで潰して殺そうと考えている。薬もいいが、意識が遠のくのもまた恐怖かもしれない。病気で辛いならまだしも健康ならなおさらだ。はぁ・・・鬱だ。

2018年2月19日月曜日

絶対的寿命

今日、オトシンクルスが死につつある
三年近く飼育し寿命に違いないだろう。つい最近まで同時期に買った他の高齢オトシンと群れてはいたが。せめてもの対処として他のエビや貝等に襲われないよう同じ水槽内の透明の箱に移した。安楽死も考えたが呼吸はそれほどは乱れてはいなかったためしないことにした。
高齢になると餌を食べても貯えきれず次第に痩せ衰えていく。活動は群れの中にいてエサにも反応するが、突如泳げなくなり水草や底にもたれ落ちる。呼吸はやや早くはなるが病気の時ほどではない。
こればかりはどうしようもなく見守る事しかできない。寿命を全うしてくれて有難う。楽しませてくれて有難う。元気に群れで泳いでいた時、餌をもらいに集まってきていた時を思い出す。

寿命はこの姿であるからにしての定めといえよう。私は自分のその時の為に魚に教えてもらっているんだ。

2017年4月17日月曜日

オキシドール浴

エラ病の細菌性、真菌性、寄生虫のにずれにも効果が期待できます

二通りのやり方があります
・エラに直接注入して洗う
・全身浴
用意するもの
・濃度3%のオキシドール。健栄製薬のもので100円程度でした。経済的。
・スポイド。先端が傷つけにくいもの。ダイソーのでOK。
・一時的に薬浴する容器 手で魚を持ち上げるため口の広いもの
・照明 無くても良いですが、作業をやりやすくしたり、症状を確認しやすくするため

負担を考えると患部のみに働きかけるエラに直接をまず考えます。
原液をそのままスポイドに入れて開いたエラから注入します。(容器の中で手で優しく持ち上げて利き手でスポイドを持つ。あまりにも暴れるのであれば、スポット消毒は諦め全体事薬浴。)暴れることを前提に細心の注意を払って。患部が奥の方と考えられる場合は鰓の隙間から勢いよく流し込みます。口をパクパクして吐き出す仕草でエラの奥まで入ったか確認できます。
後は数十秒して鰓を動かして薬を洗い流したのを確認したら、容器から手で掬いだして通常通り専用の薬で薬浴します。オキシドールは長期の薬浴には不向き、危険となっています。
数日後、症状が治まってきたら濃度を半分にします。症状が軽い程度の場合、初期症状の場合は最初から濃度は半分が良いでしょう。うがいにも使えるようなので、自分で試しましたが、原液のままだとほんの少しピリピリします。最初以外は薄めた方がよさそうです。

全身浴は水10リットルに対し5mlで一時間の薬浴をおこないます。
いずれのやり方も一日二回行います。やはり確実なのは患部に塗布かエラに直接流し込むのが良いのでできればそちらでおこなう方が良いでしょう。
なお、私が治療を行った対象は流金(3歳)です。

2017年4月14日金曜日

宿敵、謎のエラ病の正体に近づいたか

長年悩まされ続けてきたエラ病の原因が分かったかもしれません。

詳細な状況と対応説明は以下です。結論としては口の奥とエラとの間のあたりに水カビが発生すると予想されるというものです。
2017.4
金魚に同じような症状が発生した、状況は以下
朝気づくと下の方で元気がない様子、ただただ元気がないという印象、ただしこれまでの経験上病気ではないかと直感的に疑う、ぐったりしており呼吸が何というか鰓を大きく広げて不自然である。ただ、特に鰓が開くといった症状はその時点ではない。
離隔してグリーンFゴールド顆粒を使う、この時点ではこれまで通り原因は分かっていない。夕方見ると鰓が広がっていた。あの病気だと確信した気持ちになる。
この時点でも、原因は分からず、ウイルス、カラムナリス、いくつかの原因を調べ考える、ただどれも当てはまらない。まずウイルスだと鰓が破壊され鰓自体が白くなるが赤い、カラムナリスのような爛れたり黄色いコロニーも見当たらない。ただ、朝気づいた時点の前日は餌もよく食べていた、症状の進行が速かったことから、間違いなく急性の病気ではないか疑う。ギロダクチルス症とうの寄生虫も考えづらい、鰓を見ても虫は目視では見当たらない。
そんな中継続して薬浴している中、白いもやもやをエラや口から吐き出すようになる。最初透明なフンを飲み込んだのではと思ったがそうではないようだ、カビによる原因の可能性が増す。薬浴をメチレンブルーに切り替える。メチレンブルーは水カビに効果があるが、規定量だとしても水カビには劇的な効果はない事は経験上知っている。進行を抑える程度なのだ。なので先に水カビを取り除き除菌する必要がある。口とエラの間の部分が感染源と予想されたためエラや口から薬剤を直接スポイドで投与することにした。
使用したのは、たまたま家にあったオキシドールとメチレンブルー、調べるとオキシドールはあらゆる病気に対して副作用も少なく非常に有効であることを知る。
オキシドール(3%)原液をスポイドで直接エラと口から勢いよく洗うように注入した。その後同様にメチレンブルーも注入、こちらは規定量の3倍程度の濃度。その後は規定量のメチレンブルーで薬浴、このオキシドールによる洗浄を一日二回行った。水は2リットル程を使いその都度交換した。塩は通常通り0.5%ほど投入。
数日後白いモヤモヤは無くなり生き餌を食べるまでになった。白いモヤモヤが出なくなって2日程度後からはメチレンブルーによる薬浴を止め(魚への負担があるため)、オキシドール(濃度を半分に薄めて)による洗浄のみを一日一回行うようにした。
結論としてオキシドールと通常のメチレンブルーによる薬浴で回復したと考えている。
寄生虫による原因の可能性も捨てきれないではいるものの、おそらく水カビが鰓のおくに発生したのだろう。餌が口の中に残っていたりすると急激にダメージを与えるまでにカビが発生するのではないか。
オキシドールは薬局で100円程度で手に入るため是非常備しておくといいと思う。

リンク、治療方法
http://sakanahiyori.blogspot.jp/2013/05/blog-post_23.html

謎の病気(高栄養物寄生体)これまでの経過

http://sakanahiyori.blogspot.jp/2013/05/blog-post_31.html

2015年9月29日火曜日

出目金 目がボロッと取れる

先日記事に書いた出目金ですが、治療を続けていたところ、腫れていた眼球の人間で言う*水晶体の部分が取れていました。
どうも今回傷ついて、免疫により体から切り離された部分は水晶体だけだったようです。
目の黒い部分は傷ついているかもしれませんが、残ったままです。
取れた後の傷は既にふさがりつつあり、出血もほぼありませんでした。若干傷口に血がついています。
しかし、脊椎動物は水中で出血しても血は止まるものなんでしょうか、どういった原理なのでしょうか。どうやら何かしらの仕組みで水中でも血が固まるようなのですが。

目という特別な部位なので、このようにかさぶたが落ちるかのように傷口が再生したことには驚きです。目が体に占める割合も大きく、まさか、自ら組織が外れて回復するということは考えませんでした。といっても炎症を起こしていたのは目の表面の水晶体の部分で、目の内部は血が通わなくなるほどのダメージは最初からなかったのかもしれません。

このまま感染症にさえ気をつければ回復しそうです。よかった。
ちなみに取れた部分は、水変えやらの作業の十数分で取れたことに気付いた時には無かったので食べたようです。合理的。

治療は、3リットルほどの容器に移し、一日半ごとに水を換え、そのつど薄めに薬浴していました。(グリーンFゴールド顆粒は規定量よりかなり少量でも大変優れた殺菌能力があり、また魚への影響も見る限り少ないようです。薬浴自体魚にダメージを与えるので、治療日数や重度に応じた薬の濃度の判断が求められると思います。今回は時間がかかりそうでもありましたし、初めを除いて症状の進行が止まってからは薄めにしました。いずれも規定量より薄いです。目安としては水300mlあたりに対し爪楊枝の持つ部分1cmを湿らせて、薬の粉をつけた程度の量が、安全圏の境目と判断しています。これでも濃い目で一日以上の長時間の治療には向きませんし。これ以上濃くしても殺菌効果が上がるということは無いと思います。魚への負担だけが増します。)エアレーションは不要だと思いますし、落ち着かせるためにも箱に入れて光をさえぎり静かにしていたほうが良い。餌は基本絶食で、治療開始後五日くらいで治療にまだ時間がかかるようであれば、水を換えるタイミングでえさを与え、食べ終わった後水換えします。そして糞が出るので次の水換を早めにします。

追記、水晶体ってのは正確には違いますね、透明のレンズみたいな部分です

その後元気に成長しました、でかい出目金はちょっとグロいです


2015年9月19日土曜日

金魚の安楽死  ※観覧注意 残酷な内容が含まれます

※最も良いと思われるのは、クローブオイルを使った安楽死方法です。

譲り受けた金魚が居るのですが、眼球を患っており手の施しようがありません。
原因は出目金なのですがホースを使っているときに目の部分が吸い込まれてしまいました。
結構な強さで吸い取られたと思いましたが、回復して元気に泳ぐようになりました。
しかしどうも失明しているかもしれません。見た目にも異常です。
一ヶ月ぐらい元気でしたが、目が腫れ出してうっ血しはじめしました。
再び元気になればよいのですが、こればかりは再生能力次第です。
目が壊死するような事になれば、ほぼ死ぬ事になると思います。
とても切除して無事で居られるとは思えません。
仮にそれで治る可能性があるとしても、苦痛と薄い望みから私なら死を選ぶと思います。
人間の自分がそうなったら病院で診てもらいますが。

それでしばらく様子見して、壊死し始めたら安楽死させようと思います
私が今までやった安楽死の方法は原始的なもので、頭をハンマーで潰すというものです。
魚をティッシュで覆って視界を奪います。これは恐怖を緩和する効果があります。
はさみで頭部を切断する方法もありますが同様で良いかと思います。
ただ、結構感触が悪いです。仕方ないですが。

今は出来るだけ化膿と病気の誘発を抑えるため軽く薬浴しています。
元気があまり無く底でじっとしています。えさもしばらくとめるつもりです。
10日くらいあれば、元気になるか再起不能かはっきりするかと思います。
悪化して呼吸が荒くなるようであれば再起不能でしょう。

追記2017.4
ネットで金魚の手術が高額にもかかわらず依頼する飼い主がいるという記事を見つけたのですが、その中で麻酔を使っていて、それが安楽死の方法として使えるようです。
チャームで普通に売っておりました。
クローブオイルと同じ成分で、そちらで代用できます。アマゾンでも手に入ります

追記2019
クローブオイルでの麻酔安楽死 も確かに有効ですが
そもそもサイズが小さい魚にそれをやる事が安楽死として最善かという疑問があります
麻酔でも知らない臭いやしびれ、呼吸困難で魚に取って恐怖の時間はあるものと思いま
す。
私はその後、言葉では残酷に感じますが頭部破壊が最も短時間で死なせられる方法という結論に至りました。
やり方はこのホームページ内の以下のページにまとめています。
http://sakanahiyori.blogspot.com/2013/05/blog-post_23.html