結局稚魚は7匹残りました。最初2ペアが産卵して80匹くらいいたと思いますが、放置して食べられてしまいました。流石に80匹全部育てるのは大変なので仕方ないですが、命の価値についての問いに考えさせられました。
と言うのはやはり環境や境遇によって命の価値は変わってしまうのかと言う事。今回の場合は、魚という人間でない事は勿論の事、数が多すぎて一匹の命の価値が低くなるという点でした。
これは誰にとっても普遍的なことだと思います。私もこれだけいれば食べられても良いかという考えがありました。全部育てていたらネズミ算式に増えていってあっという間に天文学的な数になってしまいますからね。
価値は判断する側、その時々によって変わり、ある意味で捉われていても仕方の無い虚無な概念と考えたりします。
私にとってはこっちが本質的なことの一つなんですが話を戻すと、その7匹は順調に成長していて見るたびに大きくなっています。3ヶ月くらいで大人サイズになるそうなのでそれまでにどうするか考えないと・・・多くは無いので飼育できるかな。流石に水温23度以上なんで日本では野性化することは無いでしょうが、殆どが養殖物であるようですが、繁殖力や丈夫なことから生息地ではさぞ多いと予想します。
最後に簡単に繁殖方法をまとめておきます。
10cm四方もある平たい石や葉(ニムファーなどがおすすめ)があれば、ペアでそこに産卵する。
産卵後はペアで卵を守り近寄るほかの魚を攻撃する。よって過密水槽では他の魚のスペースが無くなる。かといってペアと卵を他の水槽に移しても自分の卵と認識せず食べられる。孵化後も親が守り自分のそばから離れた稚魚を口に入れて戻す作業をする。
卵を取り上げて人工孵化させることももちろんでき、酸素を供給するため水流のある場所に離隔し、3日程で孵化する。孵化後4日程で自分で泳ぐようになる。それまでは卵の栄養を使うため餌は必要ない。泳ぐようになってからは、フレーク餌をすりつぶして粉状にしたものを与えると食べる。インフゾリアも与えたがフレーク餌も同時に与えていたため食べたか不明。必ず餌の残りが出るため、貝を入れていたほうがカビを防止するために良い。
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